猪名川河川レンジャー運営検討委員会 議事要旨
■[平成29年3月10日開催]
【会議の概要】
事務局及び河川レンジャーより、猪名川河川レンジャーの活動である数珠つなぎインタビュー、出前講座、水辺まつり、猪名川のい~な!写真・絵画作品展、猪名川クリーン作戦、流域意見交流会について、平成28年度の活動報告と今後の活動の予定を紹介しました。
学識委員からは「今後も活動を続けていくためには、レンジャーを1 人体制ではなく複数体制で1 人に大きな負担がかからないように人数を増やしていくことが必要である。」とのご意見を頂きました。
次に事務局より、次年度の猪名川河川レンジャーの活動方針として、これまで実施してきた活動を継続し、レンジャーの知名度向上、活動への理解の向上、関係団体等との連携強化に努め、レンジャー・協力員の人材確保を目指すことを提案しました。
また学識委員からは、これまでの主たる活動であった防災や環境保全に加え、歴史文化・水辺文化を伝えていく活動をしてはどうか、とのご意見がありました。また、人材確保については、大学生のインターンシップの受け入れや、猪名川河川レンジャーのホームページの仕組みの工夫(一般の人でもページに投稿できるようにする等)が有効ではないか、とのご意見を頂きました。
【議事要旨】
- 猪名川河川レンジャーの活動について、平成28年度の活動報告と今後の活動予定を紹介した。また、平成28年度の活動結果を踏まえ、次年度の猪名川河川レンジャーの活動方針を提案した。 [事務局・河川レンジャー委員]
- 防災については、地域住民の認識や現状の課題を把握するための取り組みが必要である。[河川レンジャー委員]
- アレチウリ等の外来種対策について、地域団体だけでは広範囲の対策は難しい。河川環境の保全は河川の3本柱の1つであることから、行政と地域団体が連携して対策を行っていく必要がある。[河川レンジャー委員]
- 以前は、地域団体の方に河川レンジャーになってもらうなど非常に親密な関係を築けていたが、現在はその関係が途切れてしまっているように感じる。この関係を深めていくことを考えていく必要がある。[学識委員]
- 年々レンジャー活動の幅は広がってきているように感じる。今後も活動を続けていくためには、レンジャーを1 人体制ではなく複数体制で1 人に大きな負担がかからないように人数を増やしていくことが必要である。[学識委員]
- 河川レンジャーの現在の取り組みは主に防災や環境保全であるが、それに加えて歴史文化を伝えていくような取り組みも行ってみてはどうか。歴史文化に力を入れて活動されている周辺地域の方や、歴史文化に詳しい行政・自治体の方を講師に招いて小学校などで出前講座を行う等の取り組みが考えられる。[学識委員]
- 人手が少ないことが長年の課題であるが、大学生のインターンシップを受け入れることは実現が可能と思う。公務員を目指す学生は学生時代に環境関連のインターンシップに参加した経験がアピールになるため、学生の希望はあると思われる。[学識委員]
→ 河川レンジャーは毎日活動しているわけではないので、インターンシップ制度として受入れるのは難しいと思うが、イベント当日の協力者ということで声をかけて、レンジャー協力員になるきっかけを作ることが考えられる。 [学識委員]
- クレハのような情報誌に猪名川河川レンジャーの記事を掲載してもらうのは効果的である。また、HPやフェイスブックなどは、その存在自体を周知することが大切である。猪名川河川レンジャーのページに一般の人でも投稿できるようにするしくみや、CMSのようなパスワードとアカウントを与えれば誰でもニュースを更新できるようなしくみを設定しておくことも有効と考えられる。[学識委員]