出前講座(川西市立小学校の里山体験学習の講師)
川西市内の小学校では、猪名川流域の里山における体験を通して、自然に対する畏敬の念、 生命の尊さ、環境の大切さ等を実感し、豊かな心を育むことを目的に、「里山体験学習」を行っています。
今年も昨年に引き続き、川西市教育委員会からご依頼をいただき、里山体験学習の一環として、一庫ダム湖畔の「知明湖キャンプ場」を流れる小川で水生生物観察と水質判定の体験の講師を水谷河川レンジャーがつとめました。今年は6月30日に清和台小学校、7月7日に久代小学校の児童の皆さんと学習会をしました。
■日 時 : 令和4年6月30日(木曜日) 12:30~14:30
■学 校 : 川西市立清和台小学校4年生 45名
■日 時 : 令和4年7月7日(木曜日) 12:30~13:30
■学 校 : 川西市立久代小学校4年生 71名
■内 容 : ・川の生き物の捕獲・観察体験、水生生物による水質判定
・生き物と水質の関係、水質保全の大切さの学習
■場 所 : 知明湖キャンプ場(一庫ダム湖畔)
■講 師 : 水谷河川レンジャー
知明湖キャンプ場の川で里山体験学習
川の生き物は水質によって住める種類が変わります。このため、住んでいる生き物の種類を調べることで、その場所の水質を判断することができます(「水生生物による水質判定」といいます)。この方法を用いて「里山体験学習」では、川の生き物を子供たちが採取して自分で種類を分類することで川の水質を判定しました。
両日とも天候に恵まれ、朝からカンカン照りの暑さでしたが、子供たちは川に入ってビショビショになりながら夢中でサワガニや昆虫を捕り、狭い小川でも様々な生き物がいっぱいいることを実感しました。
生き物探しに夢中 水谷レンジャーの指導で生き物採取
子供たちは捕獲した生き物の種類を自分で分類し、種類ごとにシールを張ることで「きれいな水」に住む生き物のシールがどんどん増えていき、川の水質がキレイであることが分かりました。また、猪名川は生き物が住むだけではなく、皆さんの飲み水として利用されていることをお話しし、きれいな水を守るためには一人ひとりが気をつけることが大切であることを学んでもらいました。
採った生き物の種類を分類 シールを張って水質を判定