「51st尼崎市民まつり」 初参加!
「尼崎市民まつり」は、今回で51周年を迎える尼崎市の総合イベントです。過去2カ年は新型コロナウイルス感染症のため中止されていましたが、ウイズコロナに合った方法で「できることから始めよう!」をテーマに3年ぶりに開催されました。猪名川河川レンジャーは、実行委員会からの参加要請を受けて、「自然環境交流広場」に猪名川の体験展示ブースを初出展しました。当日は秋晴れの行楽日和に恵まれ、猪名川の「防災」「河川に係る歴史」「河川環境」などの「体験展示」を多くの市民の方々に楽しんでいただきました。
■日 時 : 令和4年10月2日(日曜日) 10:00~17:00
■主 催 : 尼崎市民まつり協議会
■来場者 : 猪名川河川レンジャーブースの延べ来場者数 約1100人
■内 容 : ・洪水ハザードマップの体験展示
・猪名川・藻川・武庫川の変遷の展示・解説
・猪名川に生息する魚の釣りゲーム
・猪名川に生息する生き物の塗り絵体験
・猪名川河川レンジャーの紹介展示
■場 所 : 尼崎市役所周辺(猪名川河川レンジャーブース:橘公園特設会場)
■担 当 :原口レンジャー、志築レンジャー
猪名川レンジャーの出展ブース
【洪水ハザードマップ体験展示】
洪水で猪名川が氾濫した場合と武庫川が氾濫した場合の浸水深と避難場所を示した洪水ハザードマップを拡大して展示し、自宅にシールを貼っていただくことで、ハザードマップの意味を理解していただき、避難の重要性などをお伝えしました。参加者の方はマンションにお住まいの方が多く、無理に避難するよりも、上層階で待機することの重要性も併せてお伝えしました。また、災害時の緊急情報の入手先などに活用していただけるように、河川レンジャーカード「防災版」を配布しました。
【猪名川・藻川・武庫川の変遷の展示・解説】
尼崎市域の猪名川・藻川、武庫川の明治時代の地図と現在の地図を、土地利用の違いや猪名川の河道形状の違いなどの面から比較できるパネルや尼崎市域の古地図・昭和期の市街地図などを展示し、河道の移り変わりや治水事業による築堤、河道の付け替えなどの取組を解説しました。参加者の方から、自宅周辺の旧河道の情報をいただくなど、これからの河川レンジャー活動に活かせる有意義な意見交換もできました。
洪水ハザードマップ体験展示 猪名川周辺の移り変わりの展示・解説
【猪名川に生息する魚の釣りゲーム】
小さな子供でも楽しく、簡単に、遊びながら猪名川の魚や水域環境についての興味が深まるようにゲーム感覚の魚釣り体験の展示をしました。猪名川に生息する多様な魚種などの実物大の切り抜き模型を作成し、裏に種名を書きました。子供たちは、マグネットの釣り竿で釣り上げては、形・色・大きさと種名を確認し、猪名川に生息する魚類の多さを実感しました。釣った魚と同じ種類の河川レンジャーカード「魚版」を配布すると、子供たちは自分が釣った魚を探しながら、好きな魚のカードを真剣に選んでおり、体験を通して関心が高まったことが伺えました。
猪名川に生息する魚の釣りゲーム 猪名川の生き物の塗り絵 猪名川河川レンジャーの紹介展示