外来種駆除体験会(アレチウリの駆除活動の体験)
猪名川には特定外来生物の「アレチウリ」が繁殖しており、放置すると付近一帯の植生が、毎年アレチウリで覆いつくされて衰退することになってしまいます。これを防止するためには、秋に種が熟成する前に駆除することが必要です。
今回のアレチウリの駆除体験会は、佐藤河川レンジャーが神津小学校の出前授業の講師を務めた折に、高水敷に広く繁殖するアレチウリを見つけ、一般の方々に参加を呼び掛けながら駆除をする体験会を企画しました。
■日 時 : 令和4年10月9日(日曜日) 10:00~11:30
■場 所 : 猪名川 桑津橋左岸下流 神津運動公園付近
■内 容 :・アレチウリの説明
・アレチウリの駆除体験
■主 催 : 猪名川河川レンジャー (担当:佐藤河川レンジャー)
駆除前の状態 (アレチウリが繁茂) | |
駆除活動後 (アレチウリを駆除し、在来植生に) |
駆除の当日は、アレチウリの種も既に大きく成長しており、 駆除活動としてはギリギリの段階でしたが、間に合うことができました。 |
参加いただいた方からは、駆除活動の方法について、「夏場の作業であれば大変であるが、今の時期の気候であれば今日の作業は問題なく行うことができる」とのご意見をいただき、駆除作業の量と実施時期に配慮することの重要性が伺えました。また、「アレチウリが繁茂している問題を知らない人も多く、河川敷を利用する人等に、外来種問題などを広く広報することも大切である。」「個々の場所での活動も大切であるが、猪名川流域の他の団体や自治体等と連携した全体での取り組みを行うことも望ましい。」などの感想をいただき、今後の河川レンジャー活動のヒントになりました。
手作業での丁寧な駆除作業 駆除活動の成果