外来種駆除体験会(伊丹市の高水敷グラウンド)
猪名川の河川敷は、広い区域を地元の自治体が占用してグラウンドや公園を整備し、多くの市民に利用されています。こうした河川敷の利用者の方々に猪名川河川敷の自然環境などへの関心を高めてもらうことと、河川敷に広く繁茂する外来植物を駆除することを目的に、伊丹市が主催者となって、日ごろからグラウンドを利用する少年野球チームの子供たちと一緒に、外来種駆除体験会を開催しました。猪名川河川レンジャーでは、佐藤河川レンジャーが担当として、体験会の開催企画、準備などを行い、当日の体験会を指導しました。
■日 時 : 令和4年10月15日(土曜日) 8:00~9:00
■主 催 : 伊丹市
■参加者 : 猪名川河川敷のグラウンドを利用する少年野球のチーム
■内 容 :・外来種の説明
・セイタカアワダチソウの駆除体験
■場 所 : 猪名川 軍行橋右岸下流 テニスコート付近
■講 師 : 佐藤河川レンジャー
外来種駆除体験会には、会場となった軍行橋近くのグラウンドで練習や試合を行っている少年野球チームが8チーム参加し、選手・指導者を含めて総勢200人近い参加者によって行いました。
最初に佐藤河川レンジャーから外来種の駆除についての説明を行い、その後、軍行橋の下流付近に繁茂するセイタカアワダチソウの駆除を行いました。参加した野球チームごとに競い合うようにチームワークを発揮してどんどん駆除活動が行われました。佐藤河川レンジャーも駆除方法を指導しながら、子供たちに交じって駆除活動に汗を流しました。
多くの参加者と活発な駆除活動により、駆除したセイタカアワダチソウを入れたゴミ袋が山のように積みあがり、広く繁茂していたセイタカアワダチソウの姿も少なくなりました。少年野球チームの皆さん、大変お疲れ様でした。
駆除前の状況 | |
駆除活動後の状況 |
チームワークを活かした活発な駆除活動 |
最後の佐藤河川レンジャーからの挨拶では「一人ではできないことでも、こうしてみんなが力を合わせば、大きな成果につながりました。」とのコメントもあり、野球と同じようにチームワークと連携、そして市民参加の大切さを実感することが出来ました。これからも、猪名川の外来種が少しでも少なくなるように、皆さんのご協力をよろしくお願いします。
駆除活動の成果 |