出前講座(地域の防災学習)
尼崎市東園田町の冨田町会からのご依頼をいただき、地域の防災訓練の一環として、「島の内の防災について」と題した講座を、志築河川レンジャーが務めました。
■日 時 :令和5年7月2日(日曜日) 10:00~12:00(講座10:45~12:00)
■参 加 :尼崎市東園田町冨田町会の住民の方々 34名
■内 容 :・応急給水栓の使い方の説明・体験訓練(尼崎市水道局)
・地域の防災、避難に関する講座(志築河川レンジャー)
■場 所 :尼崎市立 園田東中学校
■主 催 :尼崎市東園田町冨田町会、消防団
災害の動画や実験の映像などを交えた分かりやすい講演
【応急給水栓の体験訓練】
地震などの災害時には上水道が地震動によって寸断されて給水が止まることが予想されます。こうした事態に備えて、尼崎市では地震に強い配水管を備えた応急給水拠点を市内の各小中学校などに整備しています。
園田東中学校も応急給水拠点が整備されており、近隣の住民自らが給水栓を操作して安全に水を使えるように、応急給水栓の操作の体験訓練が、市の水道局の指導で行われました。
応急給水栓の設置と給水の体験訓練
【地域:島の内の防災に関する講座】
出前講座が開催された「島の内」は、猪名川の本川と派川の藻川に挟まれた島状の場所であり、浸水被害の危険性が高く、地域の皆さんの災害に対する関心が大きい地域です。
講座では、猪名川が氾濫した場合に地域が浸水する状況などをシミュレーション結果の映像などで理解してもらうとともに、こうした事態に備えて国交省猪名川河川事務所が行っている治水対策や洪水時に適切に情報を収集する方法などをお伝えしました。また、近年に見られた大規模な水害の様子や台風時の高潮、地震時の津波などの様々な災害の危険性と、災害に遭遇した時の避難方法・対応方法や、災害に対する日頃の備えや自分に合った備蓄などの重要性を伝えました。
最後には、『正しく学び、正しく恐れ、正しく備える』ことが、防災基本であることが伝えられました。
参加した地域の皆さんからは、「防災に役立つ有意義な講座だった」「普段から意識していきたい」等の多くの声をいただきました。
質問もあり、熱心に講座を聞いていただいた住民の方々