出前講座(「猪名川自然再生プロジェクト」の講師)
池田市では、猪名川の河川敷本来の自然環境の重要性を踏まえ、市民が猪名川に寄り添い、猪名川への関心を高め、みんなでより良い環境をつくっていく取り組みとして「猪名川自然再生プロジェクト」を行っています。このプロジェクトでは毎月、小学生と保護者を対象に自然環境の保全・再生等に係る活動を行っており、今回は水谷河川レンジャーに体験学習の講師の依頼をいただきました。体験学習は猪名川の河原で猪名川の水質と川の生き物についての体験学習を行いました。
■日 時 :令和5年7月15日(土曜日) 10:00~12:00
■主 催 : 池田みどりスポーツ財団
■参加者 : いなプロ受講生 24名
■内 容 :・猪名川の水質の体験学習
・猪名川の生き物観察
■場 所 : 猪名川運動場管理事務所・猪名川河川敷(池田市 猪名川運動公園)
■講 師 : 水谷河川レンジャー
猪名川の河原で体験学習
猪名川の河原で、「川の様子の観察(ゴミ・川底)」と川の水をすくって「水の観察(色・濁り・匂い)」を行い、猪名川がキレイであることを参加者みんなで実感しました。
猪名川のキレイさを確かめるために、水質パックテストを用いた簡易水質調査の体験を行い、渓流魚でも棲めるとてもキレイな水質であることが分かりました。この美しい猪名川の水をジュースに浸した棒で混ぜると、水質がすごく悪くなり、魚が棲めない水になってしまうことを体験しました。参加した子供たちからは「ほんの少しのジュースで魚が棲めないなんて驚いた!」との声も聞かれ、猪名川の水を守ることの大切さの理解が深まりました。
水質パックテストの体験
続いて、水谷河川レンジャーが猪名川の河原の横で採取した生物について説明しながら、参加したみんなで水生昆虫やカニ、カメなどを触って観察しました。キレイな水に棲む水生昆虫が確認され、棲んでいる生物からも猪名川の水質の良さが分かることを学びました。猪名川に多く生息する外来種のウシガエルやアカミミガメも観察し、外来種がなぜ増えたのか?どうしてダメなのか?等を学びました。
最後に水谷河川レンジャーから皆さんへ『川の水が汚れるのも、外来種が増えるのも、すべて人が原因です。みんなで環境に対して責任を持った行動をしましょう!』と呼び掛けて体験学習を終えました。
猪名川の生き物の観察