vol_139

【猪名川のミニ講座・猪名川クイズ】
　最初に「猪名川」について児童の皆さんに関心を高めてもらうために、プロジェクターを使って猪名川についての簡単な講義と、猪名川に関する色々なことを出題した「猪名川クイズ」を行いました。児童の皆さんは、クイズの回答に手を挙げて大いに盛り上がりました。クイズ正解率も高く、とても優秀でした。

【猪名川の生き物観察】
　水谷河川レンジャーが猪名川で事前に捕獲した魚・エビ・カニ・を学校に持ち込んで、「触れる生体展示」をしました。猪名川には様々な水生生物が棲んでいますが、児童の皆さんが捕獲することは難しいため、直接触れる体験は大変好評でした。最初は少し戸惑っていても最後には積極的に生き物に触れることができ、川の生き物に対する理解がより深くなったと思います。

【水質調査体験】
　学校の近くの「こんにゃく橋」で汲んだ猪名川の水の色・におい・濁り等を自分の五感で判断し、猪名川の水がキレイであることを確認しました。次に、簡易な方法で水質分析ができるパックテストを使って水のキレイさを調査し、渓流魚でも住めるほどきれいであることを確かめました。また、このキレイな猪名川の水を、ジュースをつけた割りばしでかきまぜると、魚が住めなくなる水質になってしまうことも実験で確かめました。ほんの少しのジュースが混ざっただけでパックテストの色が大きく変わることに児童の皆さんは驚き、川の水の汚染について実体験できました。

　最後の感想では、猪名川の生物のこと、水質のこと、外来種のこと、ゴミ投棄のことなど、今日体験した色々なことについての多くの質問や感想があり、児童の皆さんの猪名川を大切に思う気持ちがよく伝わってきました。
　水谷河川レンジャーからは母校の後輩の皆さんに、「今日体験した猪名川の環境の素晴らしさ・大切さについて、家族の皆さんや友達にも教えてあげてください」とお願いしました。
　この児童の皆さんの中から、第二、第三の水谷河川レンジャーが誕生する日をお待ちしています。