防災講演(防災訓練バレエコンサート)
公益財団法人 尼崎市文化振興財団の主催で開催された『防災訓練バレエコンサート』において、志築河川レンジャーが、第一部の防災講演の講師を務めました。
■日時: 令和6年1月20日(土曜日) 14:00~16:00
■内容: 第一部:防災講演(講師 志築河川レンジャー)
第二部:バレエコンサート、避難訓練
■場所: あましんアルカイックホール・オクト
■主催: 公益財団法人尼崎市文化振興財団
『防災訓練バレエコンサート』は、「もし、コンサートホールで公演中に巨大地震が起こったら!」を想定し、係員の指示に従った身を守る行動と速やかで安全な避難を実体験するための防災訓練として実施されました。この訓練の一環として、市民の自然災害に対する防災意識を啓発するために「地球温高と寒波」と題した講演を志築河川レンジャーが行いました。
【防災講演】
私たちの身の回りで起きる様々な自然災害を人の力で完全に止めることは不可能です。但し、地球温暖化が原因で起こる風水害・高潮・猛暑・干ばつ・寒波などのメカニズムと相互の関連を知ることで、地球温暖化の要因の一つである私たちの日常生活を振り返ることが重要です。また、SDGsの13番目の目標「気候変動に具体的な対策を」を達成するためにも、私たち一人ひとりが地球温暖化の原因である温室効果ガスの排出量を抑制することが求められています。こうした日常の取組が私たちの生活を脅かす恐れのある風水害などの自然災害の抑制につながることに「気付き」を持ってもらうための講演が行われました。
また、1月1日に発生した能登半島地震の原因などを振り返り、様々な自然災害に対する被害を軽減するためには日常の備えが重要性であることを啓発しました。
最後に、災害のリスクをゼロにすることは出来ませんが、災害が起こることを前提に、日常生活において万一に備えた取組を行い、被害を最小限に止めることが重要であることをお伝えしました。
【避難訓練】
第二部のバレエコンサートが終了後、大規模地震を想定した避難訓練が行われました。公演後に、ホール内に訓練地震の緊急警報が流れました。観客は身を守るための姿勢(シェイクアウト)を取って揺れが治まるのを待ち、会場係員が施設の安全と被害者の有無を確認した後に、係員の誘導で観客全員が屋外に退避し、円滑に避難行動が行われました。
シェイクアウトしている参加者 ホールからの避難