ヒメボタル観察会
ヒメボタルは大阪府と兵庫県のレッドリストに掲載されている重要種ですが、市街地を流れる猪名川の河川敷にも生息しています。猪名川の豊かな自然環境について皆さんに知っていただくために、佐藤河川レンジャーの主催により、猪名川河川敷に生息するヒメボタルの観察会を開催しました。
■主 催:猪名川河川レンジャー 担当 : 佐藤河川レンジャー
■協 力:猪名川ヒメボタルの会
■日 時:令和6年5月17日(金) 20:00~21:30
■場 所:猪名川 桑津橋 左岸上流河川敷
■内 容:①ヒメボタルの特徴や猪名川の河川環境の説明
②ヒメボタルが見られる場所への案内
■参加者:130名
観察会に訪れた方々に、ヒメボタルの生態や特徴などを簡単にご説明した後、観察場所まで順次ご案内しました。20時頃から草むらで光りはじめ、20~21時頃には昨年の倍以上のヒメボタルが見られました。黄色い光を点滅させながらふわふわと飛翔する様子や、草の上にとまって光る様子をゆっくりと観察していただくことができました。
ご参加いただいた方からは、「猪名川にこんなにたくさんのホタルがいるとは思わなかった」「来年も見に来たい」等の感想をいただきました。また、「近くに豊かな自然があって嬉しい」「この自然を守っていきたい」との感想も寄せられ、猪名川をみんなで守り育てていく気持ちを持っていただく良い機会となりました。
高水敷には舗装された管理用道路が整備されており、安全にアクセスできる場所です。ヒメボタルは毎年5月中下旬に観察できますので、皆様もぜひ足を運んでみてください。
また、ヒメボタルのような貴重な生き物が生息する猪名川の豊かな自然を守るために、皆さんも、ゴミを捨てない、川を汚さない、外来種を持ち込まない、等のご協力をお願いします。