「第19回 水辺まつり」に出展
「水辺まつり」は、今回で19回目を迎える伝統ある地域イベントで、猪名川・藻川に関係する活動団体や地域の方々が協働する実行委員会により開催されています。
猪名川河川レンジャーは毎年ブースを出展し、地域の方々の猪名川への関心を高める活動に取り組んでいます。今年は「防災」「水辺文化」「環境保全」に関する幅広い内容の展示・体験を行い、多くの方々に立ち寄っていただきました。
■日 時 : 令和6年9月15日 9:30~15:00
■主 催 : 水辺まつり実行委員会
■来場者 : 猪名川河川レンジャーブースの延べ来場者数 約200人
■内 容 : ・洪水ハザードマップの体験展示
・猪名川周辺の土地利用、河道形状などの移り変わりの展示・解説
・猪名川の魚釣りゲーム・環境展示
・猪名川河川レンジャーの紹介展示
■場 所 : 藻川 宮園橋 右岸上流の河川敷(尼崎市)
■担 当 : 原口レンジャー、志築レンジャー、水谷レンジャー、佐藤レンジャー、田中協力員
猪名川レンジャーの出展ブース
【洪水ハザードマップ体験展示】
尼崎市の猪名川・藻川洪水ハザードマップを拡大して展示し、自宅の位置を探してシールを貼っていただきました。洪水によって猪名川が氾濫した場合の浸水深や避難場所をについて解説を行い、ハザードマップの意味や避難の重要性を理解していただきました。
来場者からは「周辺の水害リスクを改めて実感できた」等の感想が寄せられ、防災への関心を高めていただくことができました。
【猪名川周辺の土地利用、河道形状などの移り変わりの展示・解説】
猪名川・藻川周辺の地形の変化がわかる資料として、明治期の低湿地図、治水地形分類図、土地利用条件図等を展示し、河道の移り変わりや治水事業による築堤、河道の付け替えなどの取組を解説しました。
来場者からは「おもしろかった」「川や地形の歴史が色々なことに関係していることがわかった」等の感想があり、猪名川の歴史について興味を持っていただくことができました。
洪水ハザードマップの説明(志築R) 猪名川の歴史展示の解説(原口R)
【猪名川の魚つりゲーム、標本・環境パネル展示】
小さな子供でも楽しく、簡単に、遊びながら猪名川の生物に親しんでもらえる「魚つりゲーム」を実施しました。猪名川に生息している魚のパーツを釣り竿で釣って、形や名前を知ってもらうとともに、釣れた魚をパネルから探してシールを貼ってもらうことで、生態的な特徴についてもお伝えしました。
また、水谷河川レンジャーが作製した猪名川の生物の標本や、猪名川の生態系と外来種に関する解説パネルの展示も併せて行いました。魚釣りゲームでモクズガニやブラックバスを釣った子供たちに同じ生物の標本を見せると、「大きい!」「本物?」と興味津々でした。ウシガエルの標本はブースの外からも目につきやすく、「すごく大きいカエルがいる!」と声をあげてブースに立ち寄る方も多くおられました。また、アカミミガメの甲羅やヌートリアの頭骨など、触れる展示はとても人気でした。
来場者からは、「子供が魚の名前などを知る機会になって良かった」「博物館では触れない標本に触れておもしろかった」等の感想をいただきました。
魚釣りゲーム 釣った魚を探してシール貼り・解説確認 生物標本の展示と解説(水谷R) 猪名川の自然クイズに挑戦