第5回水辺フォーラム
■開催日:平成20年12月7日
■場所:東園田町会会館(尼崎市)
(主催:水辺まつり実行委員会、協力:猪名川河川レンジャー)
河川レンジャーとして、「猪名川河川事務所との調整および河川整備等についての説明の依頼、活動団体への防災や環境保全等の情報提供の依頼、流域ネットワーク作り、住民による情報提供を通じての環境保全意識の啓発、住民からの意見聴取」などの取り組みを行いました。
活動内容について詳しく知る
猪名川・藻川の清流復元のために、昨年のフォーラムを踏まえて、より具体的な行動プランを立てることを目的として今年で5回目となる『水辺フォーラム』が開催されました。
会場には約30人の流域住民等が集まり、猪名川河川事務所管理課長や活動団体からの話題提供や実行委員会からこの1年間のフォーラムに関連した活動についての報告がありました。その後、防災面・環境面のグループに分かれて、今後より発展的な活動をするための行動プランづくりを行い、最後に各グループの代表者から行動プランの発表がありました。
【 河川レンジャーの取り組み 】
●行政と住民とのコーディネート
○猪名川流域での住民と行政との連携の役割
→猪名川河川事務所との調整および河川整備等についての説明の依頼。
→活動団体への防災・環境保全等の情報提供の依頼。
○流域住民活動の更なる活性化につながるネットワーク形成
→流域ネットワーク作り(住民との交流・意見交換)。
「第5回水辺フォーラム」で得られた主な意見
「第5回水辺フォーラム」では、3つのグループに分かれてワークショップ形式で“猪名川・藻川の清流復元”に向けて色々な意見を出し合い、行動プラン(アクションプラン)を作成しました。
各グループの主な行動プランは以下のようなものでした。
<3つのグループの主な行動プラン>
●防災グループ → ・住民は現状を的確に知り、災害時にどのように行動するべきか
考える。
・日頃から住民間で情報を共有し、地域で防災について考える。
・住民は非常時の情報入手の方法を各自で知っておく。
・住民がハザードマップの意味を知ることは重要である。また住
民が誤った認識をしないように、誤解を招きやすい箇所を行政
に指摘することが必要である。
・行政が発信している情報を上手に活用する。
・防災情報をケーブルテレビやFM放送からも発信してもらえるよ
うに要望する。
●環境1グループ → ・体験学習を指導する人の勉強会(大人の体験学習)を開催し、
まずは環境に興味を持つきっかけとなるような内容で取り組み
を行う。
・メーリングリストを利用し、各団体の間で情報の共有ができ、今
より多くの人に活動の内容を知ってもらえる仕組みをつくる。
●環境2グループ → ・イベントに地域の企業や団体を巻き込んで活動の輪を広げる。
・“遊び”から子供を活動に引き込んでいく。
・休日に有名な先生を招いたイベントを行い、子供に学習活動と
して参加してもらう。
・学校や子供、家族に着目をした活動を考え、学校に企画を持ち
込む。
・兵庫県の環境体験学習は、子供を活動に引き込むきっかけづく
りに大変有効であり、利用していく。
〜河川管理者による河川整備に関する話題提供〜 | 〜数山Rによる環境に関する話題提供〜 | 〜連携した活動団体による行動プランの発表〜 |
〜討議役の住民による行動プランの発表〜 | 〜数山Rがリーダーとなったグループ討議〜 | 〜治水や環境保全についてのグループ討議〜 |