活動レポートヒメボタルは大阪府と兵庫県のレッドリストに掲載されている重要種で、森林などに生息するのが一般的ですが、市街地を流れる猪名川の河川敷でも見ることができます。猪名川の豊かな自然環境について皆さんに知っていただくために、田中河川レンジャーの主催により、今年もヒメボタルの観察会を開催しました。
【ヒメボタルの説明】
ヒメボタルはエサの陸貝(カタツムリ)や栄養豊富な湿った土、草や木などがある自然豊かな場所で暮らす昆虫ですが、メスは羽が退化して飛べないために環境の影響を受けやすく、昔に比べて見られる場所が少なくなっています。そのような中でも、豊かな自然環境がずっと残されてきた猪名川では、今も広い範囲でヒメボタルを見ることができます。こうしたヒメボタルの生態・特徴や、猪名川の自然の大切さ、ヒメボタルに配慮した河川管理の取り組みなどを、会場に来られた人から順に簡単にご説明しました。
【ヒメボタルの観察】
ヒメボタルについての説明後は、観察場所まで順次ご案内し、田中河川レンジャーがヒメボタルについてお話しながら、参加者の皆さんと観察を行いました。当日は風が非常に強く、ヒメボタルが発光しながら飛び交う様子はあまり見られませんでしたが、ヒメボタルの説明や草の上にとまって光るヒメボタルの観察を通して、来場者の皆さんに「自然の大切さを再認識した」「ヒメボタルの生息環境を守っていきたい」などのお声をいただきました。
最寄り駅の「JR伊丹駅」から徒歩10分程度でアクセスでき、また高水敷には舗装された管理用道路が整備されているため、安全にアクセスできる場所です。ヒメボタルは毎年5月中下旬に観察できますので、皆様もぜひ足を運んでみてください。また、ヒメボタルのような貴重な生き物が生息する、猪名川の豊かな自然を守るために、皆さんも、ゴミを捨てない・川を汚さない・外来種を持ち込まない等のご協力をお願いします。