vol_19

　猪名川の清掃活動を通じて川に関心を持ってもらい、流域の住民・企業・行政のネットワークづくりを目指すものとして、『猪名川クリーン作戦』が年に一回開催されています。6回目となる今年は参加・協力団体が42団体に増え、猪名川流域の19箇所で開催されました。

【 河川レンジャーの取り組み 】

●行政と住民とのコーディネート
　　○猪名川全域での住民と行政との連携の役割
　　　　　→ゴミ処理等について、河川管理者および関係自治体と調整。
　　　　　→河川管理者を含めた関係自治体間での調整。
　　　　　→関係自治体への広報、後援の依頼。
　　　　　→河川管理者、関係自治体からのゴミ処理方法等について、活動団体への伝達、調整。
　　　　　→ゴミ集積場所等について、活動団体の要望を関係自治体へ提案。

●河川レンジャー主体の活動
　　○流域住民の維持管理・河川利用・環境保全への関心度の向上
　　　　　→ゴミの分別、処理方法の周知による維持管理に関する関心度の向上。
　　　　　→美しい水辺のあり方のＰＲによる河川への関心度の高揚、環境保全意識の啓発。

「第６回猪名川クリーン作戦」　アンケート集計結果

　アンケート回答者数：124人　意見総数：144件

　　　①清掃道具について：3件
　　　　・ロープ、はしご、ゴミ袋などの道具が足りません。また、カマと備中鍬くらいは必要だと思います。
　　　②運営について：20件
　　　　・年２回開催してはどうか。
　　　　・参加団体が年々増え、流域の市民・町民へのアピール度が高まっていくものと楽しみにしていま
　　　　　す。
　　　　・すがすがしい気持ちになるだけではなく、いつまでも美しい河川を守るためにも今後も必要だと思
　　　　　います。
　　　③PR活動について：4件
　　　　・クリーン作戦を知らない人がいたので、もっと広くPRするべきだと思う。
　　　　・一人一人がゴミを出さないようにし、友人・知人にも知ってもらうようにする。
　　　④「ポイ捨て」「不法投棄」禁止啓発について：19件
　　　　・禁止看板の増設。
　　　　・一人が捨てるゴミは小さくても、重なればこんなに多くの量になり、川を汚し自然を破壊しているこ
　　　　　とを、クリーン作戦を通し訴えていくよう、継続していくべきだと思います。
　　　⑤感想：53件
　　　　・ゴミの多さに驚きました。
　　　　・ゴミ集めをして、今後絶対に「ゴミは捨てない。」と思いました。
　　　　・川辺から見るとゴミは少ないと思ったが、実際川中に入れば結構空き缶などゴミが多かった。

　　　①環境・景観保全への思い：19件
　　　　・多くの人が川に親しむ様になれば自然と大切にする気持ちが育ってゆくのではないでしょうか。
　　　　・川は市民の絶好の憩いの場であり、ぜひ多くの人に利用される環境になってほしい。
　　　②水質保全への思い：6件
　　　　・水がいつまでもきれいでありますように。
　　　　・誰が見ても美しい川にしたいと思います。魚が多く見られるような川になってほしい。
　　　③利用促進への思い：7件
　　　　・子供達が遊べる川にしてほしいです。
　　　　・川岸を整備するなどして、親水性を良くしたら人々がもっと遊びやすくなると思う。
　　　④その他：13件
　　　　・川辺にもオオクワガタのような虫がいるなんて驚きました。
　　　　・道路から水辺の間の雑木や竹林を刈って下さい。ゴミが見えやすくなり、捨てにくくなると思いま
　　　　　す。