大阪府立園芸高等学校とのキクイモ駆除活動
大阪府立園芸高等学校の園芸デザイン部(ハニービーサイエンスクラブ)のみなさんと、猪名川河川敷のキクイモ駆除を行いました。
■開催日時: 令和3年1月15日(金曜日) 14:00~15:00
■場 所 : 猪名川河川敷(池田市桃園周辺)
■講 師 : 猪名川河川レンジャー(佐藤レンジャー、水谷協力員)
■参加者 : 大阪府立園芸高等学校の園芸デザイン部の生徒13名と先生
キクイモは農産物直売所などで見かけることもある作物で、健康に良いとも言われていますが、実は北アメリカ原産の外来植物です。残念ながら、猪名川の河川敷にはキクイモ群落が広がっているところが多くあります。キクイモは秋に花を咲かせた後は茎や葉が枯れますが、土の下にはイモが眠っており、春にはまた芽を出して在来の植物を追いやるほど元気に育っていきます。そのため、冬の間にイモを掘り取るのは駆除にとても効果的です。
当日は、生徒の皆さんに猪名川の外来植物の状況について簡単にお話ししてから、佐藤レンジャーと水谷協力員の案内のもと、スコップで地面を掘りました。河川敷は植物が刈り取られていましたが、わずかに残っている枯れた茎を探して周辺を掘ると、肥大したイモがたくさん出てきました。高校生の若い力でどんどん堀ってもらい、袋いっぱいのイモが採れました。
園芸高校では、掘り取ったキクイモを養蜂の研究に利用するそうです。キクイモが研究の役に立ち、河川敷は外来植物が減って、一石二鳥です。またキクイモが必要になったときには、河川敷で掘ってもらえると嬉しいですね。
キクイモを掘る生徒の皆さん
キクイモが出てきました
佐藤レンジャーも頑張ります
こんなにたくさん採れました
参加した全員で記念撮影。お疲れ様でした!